東灘名所めぐり ⑧〈清流の道と文豪谷崎〉
軽い気持ちで始めた東灘名所めぐりもが気が付けば終わりに近づいてきました。
今回は「清流の道と文豪谷崎」
清流の道は整骨院の西を流れる住吉川沿いに整備されている遊歩道の事ですが、案内図に書かれたジョギングコースと同じやと思うので河口から遡って行く事にしました。
まずは住吉川最南端の橋で整骨院最寄りの島崎橋付近からから遊歩道に下りて河口へ。
心地良い風と磯の香りがほのかに漂ってきます。
遠く対岸に見える高い建物は六甲アイランドですね。
ここから往復すると約5キロの清流の道、ボチボチ歩いて行きます。
名所めぐりとは言っても遊歩道なんで景色を眺めながら歩いて行くだけなんですが
しばらく行くと谷崎潤一郎氏がかつて住んだ家、倚松庵があります。
今はイラストの位置より少し北側に建っているんですが、昭和の終わり頃に行われた六甲ライナーの橋脚建設工事に伴う道路整備の為に移設したんですね。
ちなみに倚松庵は清流の道ではなく上の道路に出る必要があるので注意しないと通り過ぎてしまいます。
倚松庵
今回初めて訪ねたので知りませんでしたが、土日しか中に入れないんですね。
残念。。。
仕方ないので門の外から中をのぞき見
実は私
文豪と言われている谷崎氏を全く知らないんですよ(^^;)
なので石碑に刻まれた文章を読んでもピンと来ず
谷崎氏の歌碑がある住吉駅近くの阿弥陀寺にも行きましたが
たぶん本人の筆跡を刻んだと思われる石碑も残念ながら何て書かれているのかも読めなかったです。。。
ミニ落語の本によると歌碑には「故里の花に心を残しつつ立つやかすみの莵原住吉」と書かれているんですが、もう少し読みやすい字体にしてくれたら良いと思うのは私だけでしょうか。
調べると谷崎氏は東京出身やそうですが、住吉が故里やと詠むほど住吉に愛着があったんですね(^^)
ところでこの阿弥陀寺
本の写真と違うのでやっぱり震災後に建て直したんでしょうね。
さて住吉川に戻ってしばしば清流の音と景色を楽しみ
再び北上して行くと
清流の道、あっけなく終わってしまいました。。。
ちなみに上に見える緑の瓦屋根が白鶴美術館です。
対岸に行くと同じく行き止まりでしたが、こちらには石が敷き詰められていました。
この石はキャンプ防止の為かなと思ったけど左岸には石が無かったので気になるところ。
気になると言えば途中で見かけた高台の石仏
これは行くしかないでしょう(^^)
左岸の上流側最後の階段を上がった所が清流の道公園ですが、公園の奥に一見すると分からない通路があります。
見ての通り細く川側はほぼ90度の絶壁の通路を恐々と進み階段を上ると
さらに道が続いていたので、この先どこまで行けるかと思いながら
石仏の高台を横目にしばらく進むと
やっぱり行き止まりでした(^^)
なので少し戻って高台へ行くと住吉川を見守る様に石仏が建っていました。
この高台、空間がとても狭くて石仏の正面に立って拝もうとすると後ろの絶壁が怖いんですよね。
なので石仏の正面像は怖くて撮れませんでした(^^;)
写真右下に石仏が写っているのが分かります?
木が邪魔なので別角度からの景色
良いですね(^^)
それにしてもこの場所に石仏が建っているのは住吉川の水害と何か関係があるんでしょうか。
ネットで検索しても出てこないのは何かいわくがあるかも(^^)