東灘名所めぐり ⑦〈灘の一ツ火〉

目次7番目は六甲

ミニ落語によると六甲山の由来は大阪から見て向こうの山やから「ムコウノヤマ」⇒「六甲(ムコウ)山」⇒「ロッコウザン」になったそうですが、思わず「ほんまかいな!」って突っ込みたくなりました(^^)

他にも六つの甲(カブト)をそれぞれの山に埋めたから六甲山やとか言い伝えもあるそうですが、落語的には前者で物語的には後者って感じですね。

一般的に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域を指すんですが、あまりにも広いので今回は紹介だけという事で(^^)

 

ちなみに武庫川も大阪から見て向こうの川やから「ムコウノカワ」 ⇒ ムコガワ

らしいです。

ほんまかいな(^^)

 

次は灘の一ツ火ですが、電気の無い時代に火を灯して灯台の役割を担った石灯篭の事です。

 

 

石灯篭がある保久良神社も六甲山系の中の保久良山にありますが、方角は整骨院から見て北東なので、まずはイラストに描かれた本山第一小学校を目指して十二間道路を北上します。

で、国道2号線、JR線を越えて山手幹線に出ると東に向きを変えて歩を進め、本山第一小学校南と書かれた交差点から北へ入ってしばらく行くと子供達の元気な歌声が聞こえてきました。

たぶん学校で歌っているんやなぁと思いながら校舎に近づいてフェンスの外から中を見ると、音楽の授業やと思うんですが子供達が屋外で歌っていました。

これもコロナの感染予防対策なんでしょうね。

温かい時期で良かったけど真夏や真冬に時期はどうしてんのかな~なんて思いながら民家の立ち並ぶ道を登って行くと参道の道標がありましたが

 

 

ここからが長かったんですよね(^^;)

長いって言うか今思えば平地やと何ともない距離ですが、舗装されてるとはいえ途中でいきなり勾配が急になって日ごろ運動不足の私には何とも厳しい道のりで。。。

訪れたのが平日(整骨院の定休日が水曜日の為)でしたが登って行く人がちらほら居ましたので私も負けじと山道を登っては休み登っては休みを繰り返し登って行きました。

そして最後のカーブを曲がり終えると

 

 

到着しました保久良神社!!

 

 

苦労して登ったからか立派な構えに見えますねと言ったら神社に失礼ですかね(^^)

で、目的の「灘の一ツ火」である石灯篭は沖を行き交う船を見守る様に鳥居の対面に建っていました。

 

 

 

 

別角度からの眺めですが良いですね(^^)

 

 

それにしても暗闇の中でこの場所で火が灯っていたら目立ったでしょうね。

今は無線やらレーダーやらいろんな装備がありますが、なんせ電気が無く夜は月や星の位置などで方角を定めていた時代ですからまわりがほぼ真っ暗やと思われる海上で火が見えた時の安堵感は何とも言い表せないと思うんです。

調べたらこの火は約60キロ先の船から見えたそうで船乗りにとっては支えだったことでしょう。

余談ですが実は私、小型船舶の免許を持っているんですよ(とは言ってもペーパードライバーですが。。。)

尾道の海技学院で勉強して免許を取ったんですが、その時に灯台を目印にしたり海図を書いたりとしていたので灯台と聞いて当時の事を思い出して一つ火を見に行くのを楽しみにしていたんです。

よく見ると灯篭に電線が繋がれてて中に蛍光灯らしき物が付いているので夜になると点灯するんかなと思って家に帰ってネットで検索したら見つけました。

 

 

今は山にも街灯があったりして見えづらいと思いますが、夜に船に乗って沖合から見てみたいですね(^^)

 

今回の目的はこの石灯篭やったんですが苦労して登ったので境内を散策

鳥居を潜るとまず迎えてくれるのは十二支

以前訪ねた綱敷天満神社にも十二支の石像がありましたが、何か意味があるんかなぁと思いながら奥へ進んで

 

 

本殿の前にある大きい岩を眺めて

 

 

さらに本殿の裏にもある大きな岩を眺めて

 

 

ひと通り見てから本殿の前に戻ってからの眺め

なんか偉くなったような気分になりますね(^^)

 

 

鳥居を出て再び街中を眺望

 

 

戦国時代やったら砦か出城に向いていそうな立地ですかね。

さて

帰りは西から下りますが、登って来た東側の道と違って舗装ではなく

 

 

斜面に転げ落ちたら怖いなと思いながら足を滑らさないようゆっくりと下り

 

 

後半は舗装された道でしたが、岡本八幡神社近くに繋がっていたのは意外でした(^^)