東灘名所めぐり ⑩〈御影石と石切場〉
いよいよ最終回になりました東灘名所めぐり
最後は〈御影石と石切場〉ですが、御影石は紹介するまでもなく有名やと思うので今回は石切場の中でイラストにある五助ダムと石切道を訪れる事にしました。
まずは清流の道を通って白鶴美術館へ
そこからスマホのナビを頼りに上って行きましたが、いくら行ってもそれらしい景色にはならないんですよ。
おかしいなと思いつつもナビでは目的地に近づいているので戻る訳にもいかず、ひたすら山道を登ると
「目的地に到着しました」とアナウンスされた場所は住吉霊園⁉
ナビではその先に五助ダムがありますが、現実は行き止まりでした・・・
(後で分かったんですが霊園と五助ダムへと通じる道は隣接してて金網で仕切られているだけでした)
なんとまぁ・・・
後悔先に立たずですが気を取り直して霊園から市内を眺め、最初に間違えた分岐点に戻って再度登って行きます!!
と言う事で分岐点に建つ記念碑
これを見逃していました。
碑には「左六甲道」「右有馬道」と書かれていて左が住吉台や渦森台、右が五助ダムへ通じる道なんですね。
ここから再び五助ダムを目指したんですが山道はやっぱりしんどい。。。
2度目やからなおさら(^^;)
なのでしばらく進んでから休憩
ん❓
川起点❓
住吉川の❓
川は上流に続いているのに川起点❓
と疑問を抱いたまま登って行くと五助ダムと書かれた道標が建っていました。
今度は間違いないようです。
途中で水車小屋跡を見学
手作り感漂う案内板が良い雰囲気を醸し出していますが行政が作ったんやなさそう。
この先比較的に平坦な道から
険しい道を上りきると
拓けた平坦な道に出ましたが、ここからも住吉台に通じているんですね。
五助ダムまで1km
あと少し
六甲最高峰まで5.1km
まだまだ遠いな
それでも気が付けば標高285.5mまで登っていました。
その先は石切道や住吉道などの分岐点があり
そこに建つ案内図をよく見ると
魚屋道の時に行くのを諦めた蛙岩やさらに上の風吹岩より高いとこまで登っていました(^^)
案内図の前に石切道と書かれた石碑があって左に見える階段が石切道、右には五助ダムに通じる住吉道が続き石切道の対面には岡本へ通じる道に分かれています。
せっかく来たので石切道と岡本へ続く道を少しだけ進んでみました。
石切道は山頂へ続くんですが、重機の無い時代に石を切り出して運ぶのは大変な重労働っていうか命がけやったでしょうね。
岡本へ下る道は案内図を見る限り「灘の一つ火」の時に登った保久良山に通じている様な気がしますが、途中になぜか「ししおどし」がありました。
イノシシ対策かな。
誰もいないし出たら怖いなと思いながら分岐点に戻って休憩。
ここからダムまでの道は比較的なだらかに感じましたが、なんせ道を間違えた為に1日で2回目の行程なので足は痛いし体力的にもしんどいし。。。
進むに連れてまだかなぁ、早く着いてくれないかなぁという気持ちが段々大きくなっていたのを憶えていますね。
そしてやっとの思いで到着した五助ダム!!
六甲山系最大の砂防ダムやそうですが、そんな事よりもやっと着いたって言う思いが先で(何度も言いますが2回目の行程なんで・・・)しばらく何も考えずに流れ落ちる水を眺めていました。
何も考えていなかったからか動画を撮るのを忘れていましたが、実を言うと五助ダムを最初に訪れたのは4月初めで5月になってもう一度行ってみようかと思い立ち、再度行って来たんですよ。
上の写真は4月で下の動画は5月
緑が濃くなっていますね(^^)
この先の細い道を通ってダムに土砂が溜まって出来た広場に出たところで4月の1回目は終了し
5月の2回目は広場を過ぎてその奥にある池(?)まで行って終わりました。
池を眺めながら一休みしましたが、2度目は迷わず行けたので心身共に余裕があったんでしょうね。
奥へ続く道を見ながら一度は六甲山最高峰にチャレンジしたいと思う様になっていました(^^)
帰り
住吉道を通って住吉台へ出た所で振り返って写真撮影
トトロが出て来そうな雰囲気ですね(^^)
写真には写ってないんですが(と言うよりあえて写さなかった)すぐ左は民家が建ってて住宅地が広がってるんですよ。
ここからすんなり山に入れるのが意外やったのと5月には山の緑が濃くなって鮮やかになっていたのが印象的でした。
秋にはまた違った景色を楽しめるんでしょうね。
頂いたミニ落語本がきっかけで始めた東灘名所めぐり
おかげ様で色んな場所に行って東灘区の事を少し知る事が出来たし楽しい時間を過ごす事が出来ました(^^)
いやぁ、それにしても名所を巡ってたくさん歩きましたね。
終わってしまうのはさびしい気持ちもありますが、始まりがあれば終わりもあるので仕方ない。
また新たな名所を探して訪ね歩きたいと思います(^^)